VERITAS INVESTMENT
マンション経営・不動産投資をゆっくり知ってじっくり考える
ヴェリタス・インベストメントの[マンション経営ラウンジ]
0120-177-732お電話受付10:00~19:00(平日) 各種お問い合わせ

ゼロからのマンション経営 サクセスストーリー

season4

営業マンの成長ストーリー「マンション経営で人を幸せにしたい」

投資用マンション販売の新人営業マンが実際の現場での経験を通してマンション経営のリアルなメリット・デメリットを学んでいく成長ストーリー。どうすればマンション経営の良さを知って貰えるか、試行錯誤を繰り返しながら自分の営業スタイルを身につけ、念願の初契約を獲得する。

正真 泰司(しょうま たいじ)
正真 泰司(しょうま たいじ)

正真 泰司(しょうま たいじ)

投資用マンションの企画・販売・管理を手がけるフィデス・インベストメントの新入社員。就職活動のコンセプトは「成果主義で、若くても結果を出せば評価される会社!」で、不動産系から投資分野に志望を絞り、見事内定を勝ち取った。10社程度のなかから同社を選んだ理由は、圧倒的な物件の魅力と社長の人柄。自己分析は「情熱的だが不器用」。

第1話「感動!初めての顧客担当!?」

「初めまして!よかったら、名刺受け取っていただけますでしょうか?」
・・・あ、声が大きすぎたかな。ちょっと驚かせてしまったかも、と後悔する。名刺を差し出しながら、第二声はなるべく柔らかいトーンを心がける。
「正真泰司と申します。正真は正直のショウに、真正直のマです」
決め台詞のようなこの自己紹介に、相手が名刺を見てクスッと笑ってくれたら上出来。よかった、この人も名刺に目をやってくれた。

投資用マンションの営業になって3ヶ月。座学の研修を終えて、異業種交流会やセミナーで、様々な人と名刺交換をさせていただく機会が増えた。残念ながらまだ成果は出せていないが、なんとなく要領も分かり、そろそろ初めてのお客様ができるんじゃないかと期待しつつ、営業の日々だ。

今日もあるビジネスイベントで、隣に座ったスーツ姿の方に思い切って声をかけてみた。歳は僕よりも少し上・・・20代後半か、30歳前後だろうか。
「セミナー中すごく熱心にメモをとってらっしゃったので・・・この業界の方ですか?スーツもビシッと決まっていて、カッコいいなぁと思っていました」
我ながら薄い褒め言葉だなと思いつつも、嘘はついていない。商品をおすすめしたい、と思う人にしか声をかけていないし、そんな人は身なりも雰囲気も堅実さを感じさせる。
「ええ・・・まぁ」
その人は、疑いの残る声で、渡した名刺に目線を走らせる。
「あー・・・マンション投資?」
「そうなんです。営業1課の、正真泰司と申します」
もう一度名乗る。第一声で名前を憶えてくれることなんてほぼないからだ。
「投資なんて・・・いや~僕にはとてもムリですよ」
「そうですか?雰囲気から、もうすでに投資されてる方かなって思ってお声をかけさせていただいたんです」
と、なるべく柔らかく答えるよう、気をつける。
「ええー!そんな、とてもじゃないけど、マンションなんて持ってませんよ」
「そうなんですか?!」
「僕まだ29歳なんだけど。マンション投資ってそんな若いうちから始めるものなんですか?」
少しくだけた調子になって、自分のことを話してくれたり、質問してくれたことでキタ!と思う。
心の中でガッツポーズを決めながら、続ける。

「マンション投資を始められる方は20代後半から30代がとても多いんですよ。僕たちの世代って、将来年金ももらえるかどうか怪しいじゃないですか。だから、先に投資しておいて、ローン返済後は家賃が収入になるマンション投資って、若いうちから始めるほど安心なんです」
たたみかけるような口調にならないように気を配りつつ、20代で複数のマンションを所有する人もいることを話す。
「そうなんだ・・・」
「しかも、家賃収入をローン返済に充てていくので、毎月の負担は実質ゼロにすることもできるんです」
「えっ、どういうこと」
「あの、もしよろしかったらお名刺交換していただけませんでしょうか?無理に営業なんて絶対にしませんし、メリットとデメリットについてもしっかりお話できますので」
そういうことなら・・・と差し出された名刺に「山上 一志」とある。上部には大手電機メーカーの社名。
「ありがとうございます!」
両手で押しいただくように受け取る。
「山上様。お時間大丈夫でしょうか?もし今お忙しいなら改めますが・・・」
これから帰宅するだけなので構わない、とのことだったので、話を続けてみる。
「私たちがおすすめしているのが、都心の新築ワンルームマンションです。入居者探しや建物の管理は全てこちらで行い、山上様は毎月の家賃収入からローンの返済や管理費の支払いに充てていく仕組みをとっています」
ここは研修でも何度も練習した部分。順調だ。

「返済期間にもよりますが、ローンと家賃の差額は数千円程度なので、毎月の生活にほとんど影響なく、マンション経営が実現するということになるんです」
「へぇ・・・でも入居者ってそんなにずっと見つかるものなんですか?家賃収入がなければローンがそのまま負担になりますよね」
「ご心配はもっともです。そのようなご心配がないように、弊社ではサブリースシステムを使用しています。サブリースとは、山上様の部屋を弊社が借りて、それを更に別の入居者に貸すという又貸しのシステムです。山上様から見ると、入居者は弊社になりますので、実際に住んでいる人がいなくても、毎月弊社から家賃が入ります。ただし、この空室保障のシステムでは毎月保証料をいただいております。」
「そんなウマい話ってあります?あっ、その保証料ってのがすごい高いとか・・・」
「物件により変わりますが、家賃の10%程度が目安ですね。例えばお家賃10万円だと、1万円の保証料を毎月お支払いいただくことになります。これには入居者募集や賃貸契約の手続き、クレーム対応なんかも含まれています」
「へえ、本当に毎月の負担は少ないんだね・・・でも、家賃って建物が古くなると下がっていきますよね」
やはり、頭の回転の早い方だと感心しながら、答える。この人に声をかけてよかった。
「弊社では、都心の駅近といった、入居者様の需要が高いエリアに限定してマンション開発をしています。青山あたりに、築50年近くても手の届かないような家賃のヴィンテージマンションがたくさんありますよね。弊社でも再開発など街の将来性も見つつ、資産価値の下がりにくいマンションをおすすめしております!」
「資産価値か・・・たとえばどんな場所?」
「そうですね、最近では駒込、代々木上原など・・・最寄り駅からはすべて10分以内です」
「そんなの、僕が住みたいくらいだよ」
笑いながら返してくれたことにホッとして「ですよね!」と続ける。

「一度弊社にお越しいただければ、物件についてもう少し詳しくお見せする資料もお渡しできますよ。ローンなどかかるお金のシミュレーションもご説明できるので、ぜひ!」
ドキドキしながら続ける。初めてのデートに誘うときでもこんなに胸が高鳴ったことはないかもしれない、というくらいだ。
「ちょっと興味も出てきたから、仕事帰りの時間なら行けますよ。来週の木曜はどうでしょう」
やった!!
「ありがとうございます!山上様。あの、よかったら握手してください」
この人が僕の初めてのお客様になるんだ、と確信しながら、力強く手を差し出した。

~第2話につづく~

back number