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2016.03.17

利便性の高さが好評の大崎 ―この30年で風景が一変した注目エリア

大崎

「大崎」と聞いて、皆さんはどのような風景を思い浮かべますか? 品川近くの工場と木造住宅が乱立する街を思い浮かべる方もいるかと思いますが、それは昔の話です。現在の大崎は、駅前にタワーマンションやオフィスビルが立ち並び、ビジネスと生活が一体化した街へと変貌しているのです。今回は、そんな利便性の上がった注目エリア・大崎についてご紹介します。

大崎の歴史

「大崎」の地名は、江戸時代にその名が付いたと言われています。1889年(明治22年)の市制・町村制施行で、近隣の村々が合併し、その中の大崎村がもとになっています。大正時代には、目黒川の水運と立地の良さから工場が続々と建設され、戦後の復興を経て日本の高度成長を支える“ものづくりの街”になりました。

それが一変したのは、1982年(昭和57年)に新宿や渋谷などと並ぶ東京7副都心の一つとして認定され、市街地再開発が始まってからのことです。バブル崩壊で一時は開発のスピードが停滞したものの、2002年に都市再生緊急整備地域に指定されると、開発は再加速します。工場の跡地には、オフィスビルやタワーマンションが次々に建築されました。

2016年の現在は、80年代前半に見られた工場や木造住宅の面影はなく、オフィスビルとマンションを中心とした近代都市に様変わりしています。2015年までに整備された業務・商業施設の延べ床面積は、約122万平方メートルです。これは東京ドーム8個分に匹敵する規模であり、当初予定されていた再開発はほぼ終了しました。自動車運転教習所跡地やソニー旧本社跡地など開発が現在も進んでいる場所もありますが、すでに小規模開発、および街を管理していくような段階に移行しつつあると言えます。

また、大崎というブランドイメージを維持させるために、街の管理運営を目的に設立された「大崎駅周辺まち運営協議会」がエリアマネジメントを請け負っていて、「しながわ夢さん橋」などの祭りを開催し、街の活性化に取り組んでいます。

大崎2
(東京都品川区 昭和48年)

ビジネス街としての大崎

もともとは工場と住宅が立ち並ぶ街だった大崎も、現在は大手企業の本社が多く存在しています。日本精工、住友重機械工業、東芝テックなどの製造業から、日立システムズなどのIT企業、ローソン、モスフードサービスなどの小売・外食産業まで、日本を支える企業の本社が置かれています。これは大崎がビジネスをする上で、立地が良いことの証明と言えるでしょう。

大崎の交通事情

大崎はJR東日本の大崎駅を中心に街が発展しています。2014年度の一日平均利用者は約14万5000人に上り、1994年度の利用者数約4万4000人と比較すると、同駅の利用者はこの20年で3倍以上に増えたことがわかります。

現在の大崎駅には、JR東日本の山手線、埼京線、湘南新宿ライン、さらに東京臨海高速鉄道のりんかい線が通っています。新宿駅まで約10分、東京駅まで約14分、横浜駅まで約18分と、交通アクセスにとても優れています。

また、大崎駅西口にバスターミナルも整備され、運用が開始されました。仙台や名古屋、大阪などへの深夜高速バスも停車するため、地方都市に移動する際は重宝するはずです。

道路網についてですが、大崎の北西部には山手通りと呼ばれる環状6号線(東京都道317号線)が板橋方面に向けて通っています。重要な幹線道路の国道1号、246号、20号などと接続しているので、非常に便利です。

大崎3

大崎の住宅事情

近年ではタワーマンションが相次いで完成し、これまでの供給戸数は4500戸以上です。これは、山手線沿線において、田町、品川に次ぐ供給数となっています。また、人気の尺度の一つとなる地価公示価格も上昇傾向にあります。「土地価格相場が分かる土地代データ」の調べによりますと、大崎地区の2015年の公示地価平均価格は1平方メートルあたり128万2250円で、前年比5.56%上昇しています。前年の2014年には前年比30%超の上昇していることも考えると、その急上昇ぶりが理解できると思います。

再開発当初は、大崎ニューシティやゲートシティ大崎などのオフィスビルが中心でしたが、その立地の良さからタワーマンションなど、居住用マンションに開発がシフトしていきました。居住者が増えたことで、目黒川沿いの遊歩道が整備され、駅の東西を結ぶ自由通路「夢さん橋」の開通など、居住者ための住環境はさらに向上しています。

立正大学のキャンパスがある大崎地区ですが、近隣には星薬科大学や昭和大学のキャンパスもあり、学生の住宅需要も旺盛です。また、前述したように大手企業の本社も数多くあり、ファミリー向け、単身者向けなど、高い住宅需要が見込めるエリアです。

終わりに

大規模開発が終了し、管理・維持の段階に移行中の大崎は、ビジネスにおいても住宅地としても、人気の高い副都心に発展しており、その確立されたブランドイメージは多くの人を引き付けています。マンション投資を検討中の方には、注目すべき魅力的な街と言えるのではないでしょうか。

(写真=PIXTA)

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