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マンション経営・不動産投資の気になる!アレコレコラム
2016.07.01

街を走ろう! 仕事ができる人はランニング好き!

Running

 昨今、街角でランニングをする人をしばしば見かけるようになりました。参加者が1万人を超える都市型マラソン大会も、東京マラソンを筆頭に大阪、京都、横浜と増えてきました。笹川スポーツ財団「スポーツライフに関する調査報告書」(1998~2014)の推計人口(2014年)では、年1回以上走る人は約985万人でした。

 雑誌「ランナーズ」を出版するアールビーズは2016年5月、日本陸連公認の国内77大会のフルマラソン完走者が、2015年度、過去最高の35万4,072人になったと発表しました。今や東京マラソンの応募者は、第1回大会の4倍である30万人を超えます。ランニングシューズの売れ行きは2014年に前年比105%の1,936万足を記録し、2015年には2,000万足を超えそうです。日本は今、「ランニング大国」になりつつあるという見方もできます。

日常生活の中のランニング

 ランニング人口が増え始めたのは、東京マラソンが始まった2007年頃からです。今では若者、高齢者、男性、女性、忙しいビジネスマン、経営者を問わず、多くの人たちが走っています。

 TSUTAYAで知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブの創業者で社長の増田宗明さん(65歳)は、渋谷のオフィスから二子玉川の「蔦屋家電」まで約10キロをランニングしているそうです。「目的地に着くまで、頭の中でいろいろイメージしたりするわけ。イメージしながら走り、気になることを言ってメモしてもらっている。帰ってからそれに取りかかる」と増田社長は語ります。

 また、「クロネコヤマト」のヤマトホールディングス相談役の瀬戸薫さん(69歳)は、ランニング歴30年を超えるサブ4ランナー(フルマラソン3時間台)です。会長当時に、「スピード=売上高、スタミナ=コスト、けが=不祥事と考えて走っている」と語っていました。(いずれも「日経ビジネス」より)

ランニングにはビジネスでも役立つメリットがある!

 増田社長、瀬戸相談役の2人の言葉は、ランニングの効能を言い得ています。実はランニングをすることは、ビジネスマンの仕事でも役立つ、メリットがあるのです。そのメリットを3つご紹介します。

1. 「内省」力がつく
 自分の考えを整理、振り返ることは私生活だけでなくビジネスにおいても大切な作業の一つです。この内省する力をつけるためにランニングが有効です。

 ランニングをすることで足裏からの刺激が神経を通して脳に情報が伝わります。「前頭前野」という、思考や創造性を担う脳の中枢の働きが豊かになり、記憶や空間学習能力に関わる「海馬」部分も活発に働きます。そのため、脳を活性化してくれるランニングの時間は、思考するのに適しているといえます。

2. マネジメント力、時間管理が身につく
 ランニングは時間管理につながります。1日の中でランニングの時間を捻出するためだけでも、残りの時間をどう使うかをマネジメントしなければなりません。忙しい起業家、経営者がランニングに取り組むのは、その効能を良く知っているからです。ビジネス用語にPDCA(計画・実行・点検・修正実行)がありますが、ランニングの目標をフルマラソンやハーフ、さらにウルトラマラソンに置けば、そのための努力は経営と同じサイクルです。マラソンでは、日頃の練習がダイレクトに結果につながります。「努力は裏切らず、結果は必ず出る」のです。「1つ1つの成功体験の積み重ねが大事」という経験は、ビジネスでも生きます。

3. 人と人をつなぐ
 近年ビジネスの現場では、異業種交流会が多く開かれています。そこにランニングという要素を組み込むと、新しい関係が芽生えます。一緒に汗を流し、同じマラソン大会に参加する「共通の体験」が信頼関係につながるとされ、「走る異業種交流会」と銘打ったコミュニティもあります。

 ランニングをしながら、社会的な立場に関係なく、良好な人間関係を作ることを学ぶ。人生もランニングも同じで、人は1人で走っているわけでないということです。ビジネスもランニングも、応援してくれる人たちがいるから達成できるのです。

 このように、ランニングをすることは健康管理だけでなくビジネスでも役立つメリットがあります。

まとめ

 ランニングについて、ビジネスという視点からいくつかメリットをご紹介しました。

 ランニングは体力以外にも、内省力やマネジメント力がつきます。この力を活かせるようになれば、ライフスタイルだけでなく仕事への取り組み方もかわるかもしれません。

(写真=PIXTA)

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