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マンション経営・不動産投資の気になる!アレコレコラム

2016.03.15
ペット可物件はなぜ増えているのか? 今後の行方

ペット可マンション

ペットブームと言われて久しく、今では広く生活に溶け込んでいる影響もあり、最近はペットの飼育を認めるマンションも増えてきています。大手賃貸業者のHPから独自に集計すると、都心部ではペットの飼育を認めている物件は約15%となり、比率としては少ないものの増加傾向にあるようです。

癒しや安らぎを求め、ペット飼育可物件を探す人が増えている

ペット可マンション2

2013年度の日本ペットフード工業会の調査によれば、日本国内で飼われている犬の数は約1087万匹で、猫の数は約974万匹とされています。飼育のきっかけは「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」という理由が、犬が30.7%、猫が29.6%と、ともに多数を占めています。忙しい生活の中で、ペットに安らぎを求める人が増えていることから、ペットの飼育が可能なマンション物件を探す人も増えてきています。

そうしたニーズに応え、近年ではペットの飼育を認めるマンションが増加しています。通常、ペット可のマンションは家賃が高めに設定されていることが多いようですが、ペット飼育禁止のマンションが大半を占める中で、多少家賃が高くともペット可のマンションの人気は高い状況です。

他方で、ペットの飼育が禁止されているにも関わらず、隠れてペットを飼い、他の住人から苦情が来て発覚するというケースもあります。マンションの場合、ペット飼育はマンションごとに定められている管理規約でどのような扱いになるのでしょうか。この点に関して、国交省のマンション標準管理規約(単棟型)に関するコメントでは、「犬、猫等のペットの飼育に関しては、それを認める、認めない等の規定は規約で定めるべき事項である。」とされ、各マンションの管理規約で規定されるべきものとされています。マンションの管理規約で「ペット飼育禁止」が定められているにも関わらず、所有者や入居者がペットを飼育した場合は、規約違反となります。また、ペットの飼育が認められているマンションの場合でも、他の住民に迷惑をかけないようにすることが求められます。

ペット可マンションに投資する前に確認しておくべきポイント

「ペット可」マンションが増えているなか、「ペット共生型」と呼ばれるもマンションも増えつつあります。どのような違いがあるのでしょうか。

<ペット可>
管理規約でペット飼育を認めているマンションのことをいいます。ただし、ペットの種類や大きさなどが決められている場合が多いです。

<ペット共生型>
ペットの飼育を前提にして建てられており、ペット専用の設備が充実しているマンションのことをいいます。部屋にペット専用のくぐり戸や敷地内に屋外の共有足洗いスペースがある場合もあります。

では、これらのマンション投資の際に考慮すべきポイントを考えてみましょう。

ペット可マンションのメリットは、入居率が高まる可能性があることです。ペット可マンションが増えてきているとはいえ、まだ供給不足であるといえます。そして、一度住むとまた新たな物件を探すのが大変だということで、長期の契約となる可能性があるのです。ペット可とすることは、競合に差をつけることができるアピールポイントとなります。

デメリットは、室内にペットの匂いがついたり、ペットが部屋の壁や柱を引っかいたり、床を走り回ったりすることにより、部屋がダメージを受けやすく原状回復費用が高額になりやすい点です。また、ペットを飼っていても「猫は好きだが、犬は苦手だ」と考える人や、同じマンション内にはペットを飼っていない人などもいます。住人間の考え方の違いから、ペットが原因で何らかのトラブルが起きてしまう可能性もあります。

スムーズな運営を行うためには、決まりをきちんと作っておくことが重要です。例えば、ペットの種類や頭数を制限する、共用部での禁止事項、トラブル発生時の対応方法等、「ペット規約」を作成するとよいでしょう。

まとめ

少子高齢化に伴い、今後、賃貸市場全体としては供給過多になっていく傾向にありますが、都内では人口流入が続き、当面、単身者の世帯が増えていきます。犬や猫を飼うきっかけが、「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」という理由が最も多いことを考えると、単身者にとってもペットの飼育が可能であることは、入居を決める際の魅力の一つとなりえるでしょう。

今後、都内で需要が増える単身者向けに、差別化の要素としてペットの飼育が可能なマンションへの投資を検討してみるのもよいかもしれません。すでに投資用マンションを所有している場合は、管理規約を確認した上で、ペットの飼育可の賃貸物件とする選択肢もあるでしょう。

(写真=PIXTA)